時が止まった。
表現とかじゃなくて、俺の中で時が止まった。
まばたきもできなくて、目を開いたままひよりを見つめる。
ひよりは真っ赤になった目を俺に向けていたが、すぐにそらしてしまった。
「………は?」
やっと声が出たかと思ったら、最初の言葉はそれ。
ザァッと側の樹木が風で揺れ、思い切り葉っぱが飛んで行く。
夕日がもう街の一番向こうに隠れようとしていた。
そこで、俺たちは二人だけの公園で、ただ突っ立ったまま、俺だけ時が止まっていた。
「好き…って……ひより?どーゆーことだよ」
「そーゆー…ことだよ」
俺から目を背けたまま、ひよりは消え入りそうな声で言った。
今の状態からどう話しかけていいのか正直言って全然分からない。
やめてくれ沈黙。めちゃくちゃ気まずいわ……。
頭の中で必死にどう言えばいいか考えていた。
その時だ。
「おーい、秋人ー!」
突然オッサンの声が聞こえて、俺もひよりもそっちを見る。
そこにいたのは俺の近所のオッサン。川合 理一(かわい りいち)。
「理一さん。どうしたんだよ」
理一さんは似合いもしないサングラスをかけるのが趣味となっている。
いつもベンツ乗ってサングラスかけているが、まったく様になっていない。
どうしようもないカッコつけるオッサン(37)。
カッコよくないくせに、ファッションセンスはあるらしくて、ファッションデザイナーをしている。
結構有名で、“川合 理一のオシャレ術”とかいう理一さんが表紙の本も出ていて、本人曰くベストセラー。
子供の頃から知っていて、いつも一緒に遊んでくれていた人だ。
前に5年くらいパリに修行に行ってたな。
とりあえず金持ちだ。
理一さんは車を降りて俺たちのところへ来た。
「なんだよ秋人。彼女と一緒だったのか」
うわ。今告白されて返事もしてないとき言うかKY!
ひよりは気まずそうにはにかみながら笑う。
ごめんな…。こんな奴と生まれたときからの付き合いで……。
表現とかじゃなくて、俺の中で時が止まった。
まばたきもできなくて、目を開いたままひよりを見つめる。
ひよりは真っ赤になった目を俺に向けていたが、すぐにそらしてしまった。
「………は?」
やっと声が出たかと思ったら、最初の言葉はそれ。
ザァッと側の樹木が風で揺れ、思い切り葉っぱが飛んで行く。
夕日がもう街の一番向こうに隠れようとしていた。
そこで、俺たちは二人だけの公園で、ただ突っ立ったまま、俺だけ時が止まっていた。
「好き…って……ひより?どーゆーことだよ」
「そーゆー…ことだよ」
俺から目を背けたまま、ひよりは消え入りそうな声で言った。
今の状態からどう話しかけていいのか正直言って全然分からない。
やめてくれ沈黙。めちゃくちゃ気まずいわ……。
頭の中で必死にどう言えばいいか考えていた。
その時だ。
「おーい、秋人ー!」
突然オッサンの声が聞こえて、俺もひよりもそっちを見る。
そこにいたのは俺の近所のオッサン。川合 理一(かわい りいち)。
「理一さん。どうしたんだよ」
理一さんは似合いもしないサングラスをかけるのが趣味となっている。
いつもベンツ乗ってサングラスかけているが、まったく様になっていない。
どうしようもないカッコつけるオッサン(37)。
カッコよくないくせに、ファッションセンスはあるらしくて、ファッションデザイナーをしている。
結構有名で、“川合 理一のオシャレ術”とかいう理一さんが表紙の本も出ていて、本人曰くベストセラー。
子供の頃から知っていて、いつも一緒に遊んでくれていた人だ。
前に5年くらいパリに修行に行ってたな。
とりあえず金持ちだ。
理一さんは車を降りて俺たちのところへ来た。
「なんだよ秋人。彼女と一緒だったのか」
うわ。今告白されて返事もしてないとき言うかKY!
ひよりは気まずそうにはにかみながら笑う。
ごめんな…。こんな奴と生まれたときからの付き合いで……。

