「うん…」そう言うけど離れない。

「雪奏、腹空いてないか?」そう言うけどふるふると首を横に振った。

「さっき行ったワッフル屋のワッフル、テイクアウトしたやつ有るけど食べないか?」と言うけど、また首を横に振る。…何を望んでるんだ?

考えてる最中に服の裾を引っ張られ、前屈みになると、雪奏が唇を重ねてきた。…そういう事か。

俺は雪奏の後頭部と腰の部分に手を置き、自分の方へ抱き寄せると、キスをし始めた。

だんだんキスが深くなる。

雪奏の力が抜けていくのが分かる。

…雪奏の事食いたい…………
唇を離し、

「部屋、行こう。」と言うと意味が分かったのか、こくりと頷いた。