「…真っ暗だよ?」雪奏がそう言うのも無理は無い。だけど、俺はスマホの時計をを見ながら

「大丈夫。…5、4、3、2、1、0!!」カウントダウンの次の瞬間に一気にイルミネーションが点いた。サンタやトナカイ等の定番や、ケーキみたいな変わり種もある。

「雪奏、見てみたいって言っていただろ?」そう言うと雪奏は

「ありがとう!!」そう言ってぎゅ~っと抱き付いてきた。

「喜んでくれて何よりだよ。」そう言うと抱き締め返した。…雪奏のフルーツみたいな甘い薫りを嗅いでると、キスをしたくなってきた。

「雪奏。」そう言うと雪奏は上目遣いで見てきた。…反則だろ。それ。どちらかともなく柔らかなキスをしていた。…これ以上はムリ!!唇を離すと、雪奏の目は、もうお仕舞い?…そんな目をしていた。

「続きは家に帰ってゆっくりとな?…イルミネーション、じっくり見よう。」と言い、雪奏の耳元で

「家に帰ったらプレゼント、渡すよ。…家に帰ってからも体力あるようにしとけよ?」そう言うと雪奏の手を繋ぎイルミネーションをじっくり見るために歩き出した。