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「ゆゆ、ゆっちゃん、これ……っ」
「文句言わずに着なさいよ」
「うぅ……」
ゆっちゃんに手渡された衣装をまじまじと見てしまう。
これって、……だよね。
「で、でもこれスタイル良くないと似合わないと…」
「着なさい」
「……はい」
あたしにはゆっちゃんに逆らう度胸なんてありません!
最初から分かってたけど……
「大丈夫!これで霧谷も萌のこと見直すこと間違いないわ」
「えぇー……」
幻滅されるの間違いな気がする……
でも着ないとゆっちゃんが……!
「うぅー………」
あたしは諦めて手にしていた衣装を着るためにゆっちゃんと更衣室に向かった。
………はい。着てみました。
うぅー…絶対似合ってないよぉ……と思いながらゆっちゃんのところに行く。
「ゆっちゃん…やっぱりあたしに、は………」
「あ、萌。どう?似合う?」
にこりと少し照れながら笑ったゆっちゃんにあたしは釘付けになる。
「ゆっちゃん……すっごく似合ってる!」
あたしはあまりのかわいさにゆっちゃんに抱きついた。
「わっ、」
「やっぱり。あたしが思った通り、ゆっちゃんその服ものすっごく似合うよ!!」
あたしがゆっちゃんに選んだのはミニスカートの警官服。
ちゃんと手錠や警棒もついてる……
またゆっちゃんのファンが増えるんだろうなぁ…峰くん、ちょっとごめんなさい。
「ありがと。…うん。萌も似合ってるよ!ピンクにして正解だった」
「えっ!変じゃないかな?」
「あたしが選んだのよ?すっごくかわいい!」
「そう、かな」
ちょっと照れる……けど、ゆっちゃんがそう言うなら変ではないみたい。
よかったぁ……
あたしが着ているのはピンクのチャイナ服。
薄い黄色の花が散らばっていてすごくかわいい。


