だだ、だって……孫ってことはあたしにとっての子供で。
子供ってことはその段階があるわけで。
その段階っていうのが……つまり、そういうことで。
カアァッと顔に熱が上がる。
「あら、萌ちゃん真っ赤。初ねぇ〜」
「母さん、あんまり萌いじめんなよ」
「うるさいわね〜、萌ちゃんに手を出せない意気地無しのくせに」
少しだけ流の顔が不機嫌そうに歪む。
それに対して優子さんの顔はにやりと楽しそうに笑った。
「繭さんからのお許しも出たんだから別にいいじゃない。
私だって早く孫の顔みたいわよ〜」
「そんなの知らないし。母さんより萌の気持ちのが大切だから」
さらり、と言われた流の言葉に更に赤面してしまう。
流は普通にご飯を食べていて、優くんはそんな流を見てにやにや。
流星さんと優子さんは一瞬びっくりして、嬉しそうに流を見ていた。
流……いつもあたしのこと考えてくれてて。
あたしは流のこと、ちゃんと考えてあげたことあったのかな?
そんな疑問を抱えながら優子さんや流星さんと話したり、優くんや流とゲームをしたり。
気づけば外が暗くなっていた。
「あっ、もうこんな時間じゃん」
時計を見て少し急ぐように席を立つ優くんに、あたしは首を傾げる。
「優くん、何か予定でもあるの?」
「あれ、言ってなかったですか?
ボク、今晩は彼女のとこ泊まるんですよ」
…………へ?
「優くん、彼女いたのっ?」
「あ、その反応傷つくなぁ〜。ボクだってちゃんと彼女いますって」
「そ、そうなんだ……」
い、意外……
でも優くんだって格好いいもんね。
彼女いたって普通……むしろいない方がおかしいかも。
それにしてもお泊まりかぁ……
お泊まり……


