それから優子さんが呼びにくるまで他愛もない会話をして。
下におりると流のお父さんの流星さんと優くんがいた。
「さ、ちょっと遅いけどパーティー始めましょう」
「はいっ」
チン、と軽くグラスをあわせてみんなで料理を食べる。
「へぇ〜〜、このミネストローネおいしい〜」
「あ、それ萌ちゃんが作ったのよ」
「そうなんですか?さすが萌サン、料理うまいっすね〜」
「そうかな。ありがとう、優くん」
流に目を向けると、流もおいしそうに食べていてくれて、自然と頬が緩む。
こうして自分が作った料理を誰かが喜んで食べてくれるって、やっぱり嬉しいなぁ。
それが好きな人なら尚更、ね。
「あ、このパンおいしい……どこのパンなんですか?」
ふわふわだぁ……今度お母さんたちにも食べさせてあげたい。
「あらそう?それ、私が作ったのよ」
「えぇっ!?優子さんが?」
すごい……
一緒にお料理をしているときにも上手だなぁって思ってたけど、優子さん、パンも作れるんだ。
「うふふ、あとで萌ちゃんにもレシピ教えてあげるわね」
「本当ですか?ありがとうございます」
にっこりとお互い笑うと、流星さんが楽しそうに笑う。
「こうして見ると、萌ちゃんが娘になったみたいだね」
「えっ、そんな……」
「嫌だわ、流星。そんなの当たり前じゃない。
萌ちゃんは将来、流のお嫁さんにくるんだから」
ええぇっ!?
優子さん、そ、そんなこと考えて……!!
まだ早い気が……
そ、それはもちろん、あたしも一緒にいたいとは思っているけど……
「うふふ、私たちは早くに孫の顔が見られるかもしれないわねぇ」
「そうだね」
ま、孫っ!?
い、いくらなんでも早い気が……!!


