真っ赤な血が見えた………

すごい量の血が見えた………

敵は顔を青くした………

鬼神は驚いていた………

幹部達は目を見開いていた………

体に激痛が来た………

床が冷たかった………

ああ、間に合ったんだ………

よかった………

奏多「結衣!!!!!!」

うるせぇーよ、響くだろ………

つか、なに泣きそうな顔してんだよ………

あれ、体に力が入んねぇー……

結衣「うるせぇーんだよ……」

あっ、喋れた……

奏多「結衣、大丈夫か、何で俺を庇ったんだ」

何でって………

結衣「気分とか言いてぇーけど…実際はお前が撃たれたらこいつ等が心配するだろ……それに、お前がこいつ等をまとめるんだろ?そんな重大な役が消えたら大変だろーが……まぁ、そんだけだ………」

奏多「そんなの、理由になってねぇ!!」

コイツはうるせぇーな………

結衣「私が消えても悲しむ人はいねぇー、けどなお前が消えたら悲しむ奴が此処には沢山いるだろ?………」

奏多「お前が消えたら俺が悲しむ!!!!」

はは……

結衣「何言ってんの………私達は今日初めて喋った他人だよ?そんな人が死んでも悲しむやつなんかいねぇー……」

奏多「出会いに時間なんて関係ねぇーよ、お前はもう俺の仲間だ」

仲間………

結衣「仲間か……フッありがとな……」

ありがとう、奏多……………

奏多「結衣!!!!ユイ!!ゅ……ぃ」

プツリッ、底で私の意識は切れた………