階段をのぼりきって最初の教室の前で足を止める
そしてじ〜っと食い入るように教室の戸に張り出されている紙を見る



私の名前は………ない

二葉の名前も………ない

ついでに敦の名前もない


「あ〜よかった。アタシ二葉いなかったら死ぬもん」
「アタシだって愛いなかったら死んじゃうよぉ〜」


「お前らバカじゃねぇ?」
敦がまた呆れ顔