彼女に告白してから1ヶ月ほどたち高校に入学した。


「1年2組か」

学校の生徒玄関前に貼り出されたクラス表をみて俺は呟く。

「樹里どこのクラスになったの?」

母が俺に尋ねてくる。

「1-2だった」

「そう。じゃあ、お母さん体育館に行ってるね。入学式しっかりやるのよ」

「うん」

簡単な会話を交わし母と別れる。

さて、1-2に行くか。





1-2に着くともう席が決まっており俺の席はいつもどうりの1番後ろの窓側だった。


入学式までまだ時間があった。ぼーとしているとふっとあの時のことを思い出した。