「桜木ですが…」

「こちらへどうぞ。」

私たちは看護婦さんの後に着いてく。
診察室に着き、先生が出てくる。

「こちらへどうぞ。」

私たちは椅子へ座る。
先生は口を開く。

「桜木さん、桜木遥子さんと桜木龍騎さんなんですが…おなくなりになられました。」

「そんな…!!」

「二人とも、体内からの出血が酷くて…」

「原因はなんですか!?」

「飛び降り自殺ですね。」
自殺。
何で…?
皆仲良かったじゃん…
何で、何でよぉ!!!

「うわぁぁぁあぁぁん」

そのあと私が泣き止むまで相当かかったらしい。 お姉ちゃんはそんな私を優しく強く包んでくれた。そして、

「お姉ちゃんが何とかするから!!お姉ちゃんが優衣を育てるから!」

泣き声混じりでそういってくれた。
安心して私はお姉ちゃんの中で眠った。

ねぇ、お父さん、お母さん。
これは私たちへの試練なんだよね?
強くなんなきゃだよね?


頑張るよ、私
お姉ちゃんの負担になんないように←
お手伝いも、できることなら何だってする!



強くなるんだ。