「…うう…」 私は目に涙をいっぱい溜める。 …あまり話したことのない、好きになってしまった男子。 なんと偶然にも、苗字が同じだったんだ。 …男子にしては珍しい、すごく…すごく、優しい男子。 …フる時にまでもすごく優しかったんだ。 『俺を好きになってくれてありがとう』 って言ってくれた。