ー水谷 賢吾sideー



「はぁ…」




「なぁ…お前好きなやついんの?!」





はっっ?!?!




「別に、、いねぇーしっ。」






あれから、五ヶ月が経ち…

九月を迎える所。






「なぁ…知ってっか?」



と、話題を変えてニヤニヤと俺を見てくる聡一。





「知らん」



こいつは、変態だから。

ニヤニヤした時は、変なこと考えてやがる。




「ん?あ、今度は、ちげーから。」




はっ?





「今度は、変態の事じゃねーからっ!」




きらッーん…。

何で、そう堂々と…。





「んで、何??」


俺も俺で少し気になった。







「もうちょいで、体育祭じゃん?」




「うん。」




「三年生の体育祭で、マラソン?が、あんの。

そのマラソンで…一番を取ると、

恋の願いが、叶うんだってよ。」





何じゃそりゃ。





「でな?

今年の三年生も、気合い十分な訳。」





へー

そういうことで、、、





朝、走ってる同んなじ、、クラスの男子等が、いたしな。






「でっ?!

お前は、誰か好きなやついんの?」




ニヤニヤと相変わらず、変態やろうの考えなど、すでに分かり切っている。












でもーー…


「いねぇーょ。」





そう答えると、



「はぁっ?!?!」



目を大きくさせて、こっちを見てくる。