30分経過…
皆は、とっくについてるはず…
うぅ…前がドンドン揺れてて、薄くなってるのは、気のせい?
頭が、クラっとするのも、、、
気のせい、、、かなっ?
そして…体力限界が来て。
グラッーーーー…
足がよろめき、グキッッ…。
「いったぁ。」
足を、ひねっちゃったみたい。
さっきから、頭もクラクラする。
はぁ…皆心配しちゃう。
早く行かなきゃ…。
「んん、、、。」
頑張って立って、するとまた…
グラッッーーーー…
「危なっかしいなっ…小宮は。」
えっ…私浮いてる?
しかも、大好きな人の声が聞こえたような…
顔を上げると間違いなくいて、
「水谷君?」
ニヤリと、キラッと光る眩しい瞳が、神様に見えた。
「大丈夫かっ?」
「へっ?あ、うん平気。」
って、えっ?!?!
私浮いてるんじゃなくて、
水谷君にお姫様だっこをしてもらってるのっ?!
「はっ!!
私重いよっ!それに、せっかく一番なのに…。早く行かなきゃ。」
私は、知ってる。
聡〜ちゃんから聞いた。
今日は、勝負するんだって。
一人の女をどっちがとるか…って私聞いたもん。
今日言ってたんだもん…
パンパンパーんってなったときに内緒で聞いちゃったもん。
それで、
すごく悲しくなったけど……
「行かなきゃ、私なんてほおって置いて!」
「んな事できっかよっ!」
「大丈夫だから、このまま私を置いて行かなくちゃいけないでしょ?」
「だから、それは、無理!!」
なんで。。。私なんてほおって置いてその、好きな女の子に
愛情注いできなよ。
それにーー…
「水谷君…」
「ん?」
「お姫様だっこは、ね?
水谷君の本当に好きな子にしてあげて?
私なんかにしてちゃダメだよ?」
そう、しちゃダメ。
その、水谷君が好きな女の子が、羨ましいなぁ。
「んな事わぁーてるよ?」
へっっ?
「だから、好きなやつに、してんじゃん!」
え?
水谷君の言ってる事が、よく分からない。
「ポケーってすんなや…。
俺は、小宮 光那美が好きなんだ。」
わぁっつ??
「え?それ、どういうこと??」
え、今のが本当なら私…。
嬉しくて涙が出そう。
「好きだよ。小宮。」
