(でも、俺、 この女で本当にいいのか?) そんな考えが、 俺の頭をよぎって、 手を止めた。 「やだ・・・カイト。 今更他の女のことなんて 考えないで・・・・・」 目の前のロボットが、 そんなことを言っていたが、 そんなのどうでもいい。 俺は・・・ 薫じゃないと嫌なんだ。 薫だから・・・ 君のすべてが欲しいんだ・・・ 他の女なんて、 君とは比べものにならない。 俺の目には・・・ 君しか映ってないよ。