【雪奈side】
「あれ??ないな…」
お昼休みの図書室。
あたしは読みたかった本を探しにきていた。
ここは埃っぽくて、古い本しかないって言って、みんな来たがらない。
今も、誰もいない。
チラッと窓の外をみると、桜の花びらがはらはらと舞っている。
もうとっくに季節は春に変わった。
そしてあたしはこの春、この高校に入学した。
この学校は、すごく倍率が高いところ。
西高校っていうんだ。
あたしの親友、西坂美和(にしざか みわ)と同じ高校に入りたくてここにきたの。
あたし、受験に一期というものがなかったら高校に行けてなかったかもしれない。
この高校の制服、可愛いんだよね。
ピンクのブラウスに赤チェックのスカート。
リボンはスカートと同じ柄。
ブレザーにも赤チェックのラインが入っていて、とても可愛い。
ハラリ…
あいていた窓から桜の花びらが一枚、図書室の床の上に落ちてきた。
「あれ??ないな…」
お昼休みの図書室。
あたしは読みたかった本を探しにきていた。
ここは埃っぽくて、古い本しかないって言って、みんな来たがらない。
今も、誰もいない。
チラッと窓の外をみると、桜の花びらがはらはらと舞っている。
もうとっくに季節は春に変わった。
そしてあたしはこの春、この高校に入学した。
この学校は、すごく倍率が高いところ。
西高校っていうんだ。
あたしの親友、西坂美和(にしざか みわ)と同じ高校に入りたくてここにきたの。
あたし、受験に一期というものがなかったら高校に行けてなかったかもしれない。
この高校の制服、可愛いんだよね。
ピンクのブラウスに赤チェックのスカート。
リボンはスカートと同じ柄。
ブレザーにも赤チェックのラインが入っていて、とても可愛い。
ハラリ…
あいていた窓から桜の花びらが一枚、図書室の床の上に落ちてきた。