ーーーーーーーーーーーーーーーーー 立ち去ろうとした彼が止まった。 でもこの子は俯いて必死に 涙が流れ落ちないように耐えていた。 「あのさぁ…」 彼が振り向きながらこの子を見た。 「さっきあんな事言っといてあれだけど、友達から始めない?」 そう、あの時と同じ太陽のような笑顔で笑った彼がいた。