涙 〜初めての信頼できる関係〜

は?

「え?私女ですけど?」

なにいってんのこの人?

「お前絶対男装似合うと思うんだよ!

頼む!先輩に負けられないんだよ!

ある頼みを聞いてもらうためには…」

「ある頼み?

何それ?」

「お前ら狙ってる団体を倒すのに手をかしてもらうこと」

うわー…

マジかよ…

そんな重大なこと頼んでたのかよ

「それならいいよ

もともと私の問題だからね」

「マジか!ありがとう!」

陽斗はほっとしたようにいった

「でもどうするわけ?

髪きらないとダメだよね」

出来ればきりたくないんだけど…

「ああ、そこら辺は安心しろ

ちゃんとカツラと服は用意してある」

それなら安心だ

「それで明日からすればいいの?」

「ああ

じゃあもう帰るか

どうせいたくないだろ?」

ばれてたみたい…

「ええ」

私たちは帰っていった