[陽斗の教室]

ガラガラガラ

オイオイ…授業中なのに堂々と扉開けるなよ…

すると授業していたであろう先生がこっちに向かってきた

「あらぁ♡
陽斗くぅんどこいってたのぉ?

授業サボった罰しないとねぇ♡

放課後わたくしの教室にいらっしゃい♡」

「キモッ」 ×2

思わずハモってしまう気持ち悪さだ…

「まあキモいだなんて…先生悲しいわ…

陽斗くん眼科に行かないとダメね

連れていってあ、げ、る♡」

キモッ

というか香水くさっ

よし!このババアを今度から香水ババアと呼ぶことにしよう

すると陽斗ばかり見ていた目が私の方向に向いて驚いていた
そして私を睨み始めた
あらためてニッコリとしながら陽斗の方に向いてこういった

「ねぇ陽斗くぅん?
その女は…誰?」

「あ?今頃気がついたんですか

俺の彼女です」

…はい?

お前…ふざけてんのか?

いや、違うか

私を利用してこの自分大好きババアから離そうとしてるのか

もしかしてめんどくさいことってこれ?

まあ仕方がない合わせてやろう

「どうも初めまして
いつも陽斗がお世話になってます」

「いっいいえ〜

あなた…後で教室に来てね」

と睨まれながらいわれた

キーンコーンカーンコーン

タイミングよくチャイムがなった

「これで授業を終わります」

香水ババアは去っていった

「…感謝してね陽斗」
「ああ…ありがとう
さすがだな夢結
ゴメンけど…あのババアが去るまでふりしてくれるか?」

「分かったわ…でもそれまでかくまって」
「了解」

なんてヒソヒソと会話しているとクラス中の人が集まってきた

「おいそいつが陽斗のいっていたやつか?超美女じゃん!」
「やっぱりイケメンの彼女は美女だよな〜羨ましい」

なんて1人1人いっていた