「おい!雅。」 湘が私を呼んだ。 「何?あんたが来るとうるさいんだけど。用なら早く済ませてよね。」 「相変わらず冷たいな。」 「コレが普通の態度、それに私は本当の事を言っているだけ。で?何。」 「弁当、おばさんが忘れてるから持っていってくれって。」 「え?」 カバンの中を見てみると、確かに弁当が無かった。