「では我々もそろそろおいとまするとしましょう。」
ダオス老が声をかけた。

「ああ。私達を認めてくれてありがとう。これからも宜しく頼む。」


「王の仰せのままに。」

ダオス老に続き、諸国の王達は二人に祝福を述べて魔界球から消えていった。


「ではジャスティス王。凛々王妃。我々も仕事に戻ります。」
バルゴが号令かけ、皆が揃って二人に礼をすると部屋から出ていった。


全員が世界の間からいなくなった。



「あとは僕だけだね。」

頭上からの声に振り向くと、地上球の裏からタロが出てきて、凛々の回りを飛び回った。