運命の二人~白と黒の物語~

ジャスティスと凛々が“世界の間”に集まった人々に視線を戻した。


広間は静まり返っていて誰も口を開かない。


…やっぱり。私じゃ駄目なのかも。


凛々は不安で一杯になってジャスティスに目を向けようとした時に、魔界球から低いのによく響く、落ち着いた声がした。