今日のジャスティスはいつも以上に堂々として見えた。

ゆっくりとした歩みで玉座の方へ向かっていく。


服装は黒と銀でまとめていて、黒のビロードのマントから見えるシャツに施された銀糸の刺繍が、厚い胸板を飾り、一段と逞しく見える。


玉座の前まで来ると、後ろを振り返り、手を差し出した。


差し出された手を取ったのは、後ろにつき従ってきた凛々だった。