確かにそう。もし自分の気持ちが分からず、運命を受け止めていたらジェットへの気持ちが本物か分からないで、後悔していたはず。


ジャスティスは凛々の頬を両手で包みながら顔を上向かせた。


ジャスティスの目からはは優しさと愛情が溢れていた。


「時間はかかったけれど、私は今、民を愛し、国を愛し、何より私自身を愛してくれるかけがいのない伴侶を手にする事が出来たんだ。それ以上に望む事なんてないんだよ。」


「ジェット…。」


凛々はもう何も言う事が出来なかった。


ジャスティスが凛々に長い長い口づけを始めていたから。