運命の二人~白と黒の物語~

「…リード…なの?」


確信はあったが半分不安な気持ちで、小さな声で聞いた。


リードと呼ばれた人は金色の瞳を細めて嬉しそうに微笑んだ。


「私の事が分かるのか?てっきり恐がられると思ってた。

…そうか…リリー・ルゥの記憶の一部というのは森での生活の記憶だったのか。」


そういうと、凛々を抱きしめた。


「リリー・ルゥに感謝しなくては。
…嬉しいよ。私を覚えていてくれたんだね。」


凛々もジャスティスにすりよった。


「…子どもの頃から何度も夢にリードが出てきてたんだよ。全部思い出したのはここに来てからだけど。
でも何故?目や髪の色が黒くなってたの?」


ジャスティスは凛々の髪に顔を埋めた。凛々から漂う甘い香りと体温の温かさに、心が満たされていく。


「…ああ。私は母譲りで、特に天上人の血が濃いんだ。
それは“B”の特長のひとつでもあるんだ。

矛盾しているだろ?
天上人に近い者が“B”の資格があるなんて。」