運命の二人~白と黒の物語~

ウルフファングの静かな羽音だけが響いていた。

「リンキー!ガシェット!俺に着いてこい!後方の支援に向かうぞ。」


飛行隊長である、ナットが部下に大声で指示を出した。


「おうよ!」

「了解。隊長。」


二人の部下はすぐに後方へ飛び去った。


「他のものは出来る限り、民をウルフファングに乗せて安全な所まで運べ!いいな!」


ナット隊長も指示を出して直ぐに飛び去った。