ジャスティスは今、心の世界にいた。


さっきから、自分の眠りを妨げようとするものがいる。


…止めろ。私に触るな。…もう、疲れたんだ。独りにしてほしい…


そう思っているのに。気配は止まない。


…辛いんだ。何も感じたくない。…何も…このまま眠らせてくれ…お願いだから…


そう思っているのに、何か温かいものが腕に触れては流れ落ちていくのを感じて眠れない。


今、目を開けたら。


辛い事が待っていると分かっているのに。


流れ落ちるものの正体が知りたくて、ジャスティスはゆっくりと瞼を開いた。