どのくらい意識がなかったかは分からない。


凛々はふと目を覚ました。


身体が重く感じる。


そこはとても静かな場所だった。


さっきと同じ、闇の世界だけど、ここはどこか違う。
悲しみに満ち溢れていて、何もしていないのに、涙がこぼれてくる。


ジェットはどこだろう?辺りを見回すと、いた。ジェットだ。


嬉しくて近寄っていったが、声をかける前に足が止まった。


…彼が泣いていたから…