凛々は二人を見送った後、目の前の光景に目を向けた。 闇はどんどん広がってきていて、空はすでに目に入る所は殆ど闇に覆いつくされつつあった。 (急がなきゃ) 凛々は大きく息をつくと、闇の中心を目指して歩き出した。