凛々ははっと我にかえり、ジャスティスの後を追った。


「待って。ジェット。今のはわざとじゃないの。ごめんなさい!」


急いで腕をつかもうとすると、今度はジャスティスに手を振り払われた。

「止めろ。私に触るな。」


もう、私に関わるな。何も信じられない。


心が、守ってきたものが闇に染まるのを感じた。

でも、どうでもよかった。


君がいないなら。


愛されないなら。


こんな世界、なくなってしまえばいい。