一瞬で空気が凍りついた。


怖くてジャスティスが見れない。


凛々はタロを背中に隠したまま、震えながら横を向いていた。


暫くして、ジャスティスが静かに口を開いた。


「…それが君の答えか。もういい。分かった…。」


ジャスティスの目から生気が失せ、虚ろな目をさまよわせながら、ゆっくりと身体の向きを変えて扉へ向かって重い身体を引きずるように歩き始めた。