「…そこで何をしているんだ?」


怒りとも悲しみとも取れる表情が、ジャスティスの混乱を物語っていた。

凛々は一瞬キョトンとしたが、ジャスティスの言葉の意味が分かると、顔がみるみる赤くなった。

「これは…その…違うの!」


「そんなに顔を赤らめて。いったい何が違うんだ?」


ああ!喋るほど悪い方向へ行くのは何故なの?


「凛々。君は私に愛を誓ったはずだ。
私の側にいると誓ったのに。その舌の根も乾かないうちにもう裏切るのか。」

蔑むように言い捨てたジャスティスの顔には、苦悩の表情しか浮かんでいなかった。