昨夜はかなり遅くに自分の部屋へ戻ったので眠い筈なのに何故か寝つけなかった。


朝方、ウトウトと微睡んでいた時、急に「凛々!起きなさい!」と耳元で大声を出されて飛び起きた。


「な、なんなの、いったい…。」


まだ半分寝ぼけて何が起きたのか分からず回りを見ると、リリー·ルゥの怒った顔が目に入った。

腕を組み、かなり不機嫌そうだ。


「なんなの?じゃないわ。どうしたの?とこちらが聞きたいわ!」


相変わらずの剣幕に押されながらも、凛々はもう一度聞いた。


「内容をちゃんと話して。あなたに怒られる理由が分からないわ。」


リリー·ルゥはうで組したまま凛々を見下ろし、フンと鼻を鳴らした。


「ジャスティスの事よ。」