「私は……。
運命だから君を好きになった訳じゃない…。初めて会ったあの日から、ずっと、君だけを見つめてきたんだ。…一目惚れだった。」


凛々の身体が強ばるのを感じる。


ジャスティスは凛々の頭上にコツンと頭をのせて、絞り出すような切なげな声で語りかけた。


「君となら、運命を受け入れられると思った。力をコントロール出来ずに苦しかった幼い日々も、いつか君が救ってくれる、父と母のようにお互いを慈しみ、信頼出来る関係を築いていけると一緒に暮らす事を想像するだけで幸せな気持ちになれたんだ。」