運命の二人~白と黒の物語~

凛々が結界に穴を開けた瞬間。


ジャスティスは異変に気づいた。


「バルゴ。今すぐ南側の結界を調べさせろ。」


「は!承知致しました。」
バルゴは一礼すると、直ぐに部屋を出ていった。

(誰かが私の結界に介入した。そんな事が出来るのは…)


嫌な予感がする。


バン!と大きな音をさせて扉が開いた。
バルゴが息を切らして飛び込んできた。


「大変です!南側の結界に拳大の穴が開いているそうです!」


ジャスティスは立ち上がり、直ぐに入り口に向かった。


「行くぞ、バルゴ。」


「は!」


二人は急いで問題の場所へ向かった