私はジェットが嫌いじゃない。それは間違いない。


…じゃあ、好き?


…分からない…


タロは、運命の相手だ。これも確信がある。理由なんて関係ない。決まっていること。


…ジェットにとっても私はそう言う存在なんだろうか…


そう思いながらゆっくりと身体を起こした。


はぁ。いくら考えても分からない。


ふと鏡に写った自分が見えた。