武志は頭をがしがし掻きながら、下を向いた。

「えぇっ!!」

「おまえ、それしか言えないのかよ…」

「ご、ごめん。びっくりしちゃって。」

「まあ、知ってたけどな。俺のこと友達以上に見てないこと。」

今の台詞に私はもっとびっくりして、武志の顔を見つめてしまった。

武志はバスケをやってるだけあって、小柄な私には見上げる高さだ。正直、首が辛かったけど、見つめずにはいられなかっのだ。

「な、何で告るの?」

理解出来なくて素で聞いていた。