「お昼までまだ時間がありますし、散歩にでも行かれますか?」


「その前に行きたい所があるの。」

マーサは応えようと視線をむける。


「世界の間に行きたいの。」


「分かりました。あいにく朝から会議が入っていましてただ今中には入れません。昼には終わるでしょうから、昼食後にご案内致しますね。」

テキパキと回りを片付けなから続けた。

「庭には大きな池があって、睡蓮が見頃ですよ。他にも…」

「ここは何時でも夜じゃない?足元が暗いと庭でも怖いな。」