「マジか、てか俺、あんま事故った時の記憶ねぇんだけど………どうなったんだ?」


俺が、葉月に聞くと、


「…記憶ねぇの?」


「いやな、事故った時はあんだけど、そのあと吹っ飛ばされたあたりから記憶が曖昧なんだけど……」


「…あー頭売ってたからな、脳震盪って前後の記憶も飛ぶらしいし、そのへんは、俺ら見てただけだから、久世さんに説明してもらってよ^ ^」



「…おーじゃあ、よろしく頼むわ」


「えっとね、吹っ飛ばされたの見たから、すぐ近くに行って怪我の状態見たんだよ、それで、頭から血が出てたからまず止血して、斎川くんがバイクとか動かしてくれてて、救急車も読んて貰ったの、そんで、今ここにいるって感じかな」



丁寧に説明してくれた久世は、

今はどうでもいいことかも
しんないけど、

なんで、葉月は、

“斎川くん”

で、
俺は、

“宗方”

なんだろう……



「もう少しで、死ぬところだったんだから‼︎助けてくれて、本当にありがたいし、嬉しいんだけど、もうこんなことはやめてね!やるんだったら、自分も怪我しない方法じゃなきゃ‼︎」



………俺、さっきから
説教ばっかだな……………………



でも、助けてよかったな。
なんか、身体が勝手に
動いた感じだけど…

やっぱ、
好きなんかな………

うーん、
まだわかんねぇ




なんか、もやもやはするんだけどな……


名前とか…


事故ったのに、
こんなこと気になってんのは



呑気って言うんだろうな…w