君に弱いワタシ~イタズラなkiss~

何年も同じクラスだったみたいだけど、気づかなかった私がバカだったみたい。


その後に、カノンにシドウさんのことを尋ねると、


「えっ!?カヤマシドウを知らなかった?超目立ってるじゃん!お金持ちで、メガネの似合うイケメンだって、女子がいつも騒いでるよ!?」



「へ、へぇ…」



返す言葉もなかった。
そして、その日のうちにまた話しかけられた。



「さっきは、名前だけ尋ねて逃げてしまったのはすまなかった。それで、君に頼みたいことがあって話しかけたのだけれども…」



「私に、頼みたい…ことですか?」



「あ、はい。その、僕の彼女になってはくれませんか?」