君に弱いワタシ~イタズラなkiss~

「…わかった?ムツキさんが全くの別人なのよ。それより一番聞きたいのは、どういうことなの⁉︎あの二人は付き合ってるの?」


私は少しの間、考えた。
アスカにそんなこと言われても、私は何もわからない。
知ってることといえば、
『あの二人は付き合っている』という事実しかない。


「ちょっと、何黙ってるの?まさか、何も知らないとか言わないわよね?」


図星だったもんで、それが顔に出てしまったようだ。



「まさか、本当なの?あなた…親友じゃないの⁉︎」


私は顔に出やすいようだ。『親友』という言葉を聞いただけでも、涙が出そうになる。