「聞いてよ、アヤ」

「ん?なぁに?」

「実はね、昨日の放課後のことなんだけどさ…」


昼休み。
屋上で、食べることにした私たち。


意外と屋上で食べる人は少ない。
最近は、春風が強いから誰も外に出たがらないみたい。


私たちがいつも食べるところは、
太陽の光は当たるけど風はシャットアウトできる場所だ。


「実はね昨日、レンに付き合ってって言われたんだぁ…」

「…えぇ⁉︎それ、ホントに⁉︎よかったじゃあ〜ん‼︎カノン、ずっと好きだったもんね」