君に弱いワタシ~イタズラなkiss~

「私たち、レン様が機嫌が悪いと近づけないの。で、その根源があなたなら、あなたにしかなおせないわ。本当はあまりいい気持ちではないのだけれど、あなたにお願いするしかないの。レン様の機嫌をなおしてちょうだい」




「…へ?私がどうやって、そんなことするの?」




「どうしろと何も、あなたといるときのレン様は、目が輝いていて、残念だけどあなたといると楽しそうよ?だから、傍にいてあげたらどうかしら?」





「傍に…いる」





前の私なら簡単なことだ。
むしろレンのほうから傍にいてくれてた。




でも、今の私にそんなことできない。
近づくことさえ、拒まれているのに。