「どうもしないよ」


「え、でも絶対なんかあったろ?あ。もしかして、昨日のことか?」



やっぱりわかっちゃうよね…
コクっとうなずく。



「んー、まぁあんま深く考えんな。俺も初めてあんなこと聞いたし…ちゃんとあいつらから話してくれるって俺、信じてるし」




「…レンも初めて聞いたんだ」




それを聞いてちょっと安心した。
私だけが知らないのかと思ったから。
でもやっぱりレンも知らなかった。




シドウさんと、アヤは一体どんな関係でなにを考えているんだろう。



って今は思うかもしれないけど、私もアヤを信じたい。
いつか絶対話してくれるって。




「レン、私もアヤを信じるよ」




「おう!俺もシドウを信じる!」