君に弱いワタシ~イタズラなkiss~

今の避けられたみたい。
シドウさんがいたのもたまたまだよね…きっと。


1人になっちゃった。



腕時計に目をやると、すでに8時20分をまわっていた。



あと10分で遅刻になっちゃう!
ま、でも学校見えてるし、ゆっくりでもいっか。




あーあ、1人になるとまた考えちゃう。しかもアヤ、後でって言ったけどいつなんだろう。



すると後ろから急に手で目を覆われた。


「うわっ、ちょ、誰!」


「だ〜れだ?」



聞き覚えのある声が耳元で聞こえた。