「……アヤ?大丈夫?」




「あ、えっ!うん、大丈夫…だよ!」




もう、この際聞いちゃおう…‼︎




「ア、アヤ‼︎アヤに聞きたいことがあるんだけど」



すると体がビクッとして、アヤは私の方を振り向いた。



「聞きたいことって…なに?」




「じ、実はさ……」




聞き始めたところで、アヤが急にある1人の名前を呼んだ。




「あ、待ってカノン。シドウさんがいるから、昨日のお礼を言ってくる!続きは後で聞くから!」



そう言ってアヤはシドウさんのところに走り去ってしまった。