「そういえば、アヤ。昨日はあれから大丈夫だった?」



私が病院に行ったことは、知らないだろうし、一応聞いてみる。



「えっ!あ、昨日はシドウさんがずっとついててくれたんだよぉ!」



アヤは急に笑顔になって、話し始めた。



「だから、アヤも心配せずにずっと病院にいて、最後もシドウさんに家まで送ってもらっちゃった♪」



「そうなんだ!よかった〜…心配してたんだよー!でもやっぱ、さすがシドウさんだね!アヤの彼氏だけあるゎー」





わざとシドウさんとの関係を交えて返した。
すると、さっきまでのアヤの表情は消え去り、今は心がない人形のような顔になっていた。