「ふわぁぁ」



「カノン、すごい欠伸だね。昨日寝てないの?」



「う、うん。あんまり眠れなかったんだ〜」



「そっか…無理しちゃダメだよ?アヤが相談のってあげるから!」



「あ、ありがとう」



そう、昨日の夜はあれから眠れなかった。ずっと考えていて、気がついたら朝だったのだ。



さすがにアヤたちのことで眠れなかった…なんて言えない。



アヤは、昨日すぐに帰宅したらしく、今日は何事もなかったように私と一緒に登校している。



昨日と違って、顔もちゃんと色を取り戻している。