「ほんと!?ありがとーっ」
夢ちゃんの笑顔に癒されながら、俺は折り畳み傘を広げた。
「折り畳みだから少し小さいけど………」
夢ちゃんと、まさかの相合い傘をして帰ることとなった。
改めて並んでみると、夢ちゃんが意外と小さく感じられた。
夢ちゃん家と俺ん家では方向が真逆だが、記憶を頼りに夢ちゃん家を目指す。
……夢ちゃんは時々、小夜の話題をふってくる。
「お姉ちゃんとも、こういう……相合い傘をして帰ったことあるの?」
「……1、2回くらいかなー」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…