「きゃ、やめてよ………!」 小夜の悲鳴と、 「大人しくしてなよ、小夜ちゃん〜」 「小夜、お前が言うこと聞かねえのが悪いんだぜ?」 男の下品な笑い声。 ――――我慢、できねえよ。 俺は勢いよく扉を開け、叫んだ。 「何やってんだよ!」 部室の隅で、岡崎が小夜に覆い被さっているのが一番に視界に入った。 3年は、岡崎を合わせて3人いるようだ。 いや、俺…勢いで扉開けて叫んだけど。 このあとどうすれば良いんだ?