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「健ちゃん、ユニフォーム洗うよーっ」



夢ちゃんは、俺によく話しかけてくれるようになった。



「あ、よろしく」



俺たちのやり取りを見た貴斗は驚いているようだ。




現国の授業中、貴斗が前から手紙を渡してきた。



『健太、
小夜先輩の次は夢ちゃんか?』



ノートの切れはしにに並べられた汚い文字を読んで、少し笑った。



次ってなんだよ。



別に俺はそういうつもりないのに。



まわりには、俺が夢ちゃんを狙ってるように見えるらしい。